2025年11月3日

婚活で「相手に求めること」——良いこと・ダメなこと

婚活を始めると、必ず考えるのが「どんな人と結婚したいか」。
理想の結婚生活を思い浮かべながら、条件や性格、価値観などを書き出していく方も多いと思います。
ただ、この“相手に求めること”は、婚活をうまく進めるための最大のポイントであり、落とし穴でもあります。
今日は、婚活カウンセラーとして多くのカップルを見てきた立場から、【求めることの良い形】と【やりがちなダメな形】についてお伝えします。


「求めること」は悪いことではない

まず前提として、「相手に求めること」があるのは当然のことです。
結婚は一緒に生活していくパートナー選び。
好きだけでは続かない現実もあるからこそ、価値観や生活のリズム、将来設計を大切に考えるのはとても健全です。

たとえば――
・誠実であること
・思いやりを持って接してくれること
・家族を大切にすること
・清潔感があること
・金銭感覚が近いこと

こういった「人としての根っこ」に関わる部分を求めるのは、良い条件の選び方です。
誰かと人生を共にするうえでの“基盤”となる部分ですから、ここを大切にしている人ほど、成婚後の満足度が高い傾向があります。


「理想」を持つことの落とし穴

一方で、注意したいのが「求めること」が**“理想リスト”になってしまうパターン**です。

たとえば――
・年収〇〇万円以上
・身長は〇cm以上
・趣味が合う
・休日は必ず一緒に過ごせる
・実家との距離がちょうどいい

条件を並べれば並べるほど、「完璧な人」を探すモードになってしまいます。
ですが、残念ながらそんな人はどこにもいません。
仮にすべてを満たしているように見える相手がいたとしても、「一緒にいて安心できる」「自然体で笑える」ことが欠けていたら、結婚生活は長続きしません。

婚活では、“相手に何を求めるか”と同じくらい大切なのが、**“自分は何を与えられるか”**です。
一方的な理想ではなく、お互いが歩み寄っていける関係を築くこと。
それが本当の意味での“相性の良さ”です。


良い「求め方」とは?

婚活でうまくいく人の特徴は、「条件」ではなく「関係性」で相手を見ています。

たとえば、
「一緒にいて安心できる」「話していて楽しい」「素直に自分らしくいられる」
そう感じられる相手を選んでいる人ほど、自然に距離を縮めていけるんです。

また、「譲れないポイント」を3つに絞るのもおすすめ。
すべてを叶えようとせず、“これだけは”という軸を持つことで、迷いが減り、相手の良さにも気づきやすくなります。


ダメな「求め方」になってしまう例

婚活で行き詰まる方の多くは、無意識のうちに“減点方式”で相手を見てしまっています。

たとえば、
・ちょっと話し方が合わない
・服のセンスが違う
・LINEの返信が遅い

こうして「合わない理由」を探すことに慣れてしまうと、せっかくのご縁を逃してしまうことも。
相手を“ジャッジ”するより、まずは“理解”してみる。
「この人はなぜこう考えるのだろう?」と一歩踏み込んでみると、思わぬ魅力が見えてくることがあります。


「自分が幸せになるために」考える

婚活のゴールは「理想の人と出会うこと」ではなく、「幸せな結婚をすること」です。
理想にこだわるほど、現実とのギャップが大きくなります。
でも、誰かと支え合っていく中で“理想が形になっていく”こともあります。

つまり、「理想の相手を探す婚活」から、「理想の関係を育てる婚活」へ。
その意識の転換こそが、成婚への近道です。


まとめ:求めることは「自分を知ること」

婚活で相手に求めることを考える時間は、実は“自分自身を知る時間”でもあります。
なぜその条件を大切に思うのか?
どんな関係で安心できるのか?
自分の心の声を丁寧に聞くことで、本当に大切なものが見えてきます。

理想を持つのは悪くありません。
でも、相手を“条件で選ぶ”のではなく、“心で感じる”ことを忘れないでください。

「この人となら、笑顔で日々を過ごせそう」
そんな直感を信じられる自分でいること。
それが、婚活を幸せな形で終えるための、いちばんの秘訣です。


🌸婚活サポートO-RINASでは、あなたの“理想”と“現実”のバランスを一緒に整理しながら、本当に幸せになれるお相手探しをサポートしています。
「求めすぎて疲れてしまった…」という方も、どうぞお気軽にご相談くださいね。

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