「性格はいいけど顔が無理」——婚活でよくある“もったいない壁”について
婚活をしていると、誰もが一度はこんな気持ちを抱く瞬間があります。
「性格はすごくいい」「優しいし、誠実だし、一緒にいて楽しい」
——でも、「顔だけがどうしても無理」。
この“顔が無理問題”、実は婚活現場ではかなり根深いテーマです。
今日はカウンセラーとして、多くの成婚者を見てきた経験から、
この問題の本質と、どう向き合えば幸せな結婚に近づけるかをお伝えします。
■ 「顔が無理」という感情の正体
まず、この「顔が無理」という感情、決して悪いものではありません。
人間には“生理的な相性”があります。
視覚的な印象、声のトーン、仕草、匂い…それらが合うかどうかで、
「この人、なんか無理かも」という感覚が自然に生まれることがあります。
ただ、ここで注意したいのは、
その“無理”がどこから来ているのかを見極めること。
たとえば:
- ただ「タイプじゃない」だけなのか
- 「不潔そう」「清潔感がない」と感じているのか
- 「表情が暗い」「笑顔が少ない」と感じるのか
この“原因”によって、対処法はまったく変わります。
■ 「清潔感」や「雰囲気」は努力で変えられる
顔そのものを変えるのは難しくても、
“印象”を変えることは誰でもできます。
実際、「最初は全然タイプじゃなかったけど、会うたびに好きになった」
という成婚エピソードは、相談所では珍しくありません。
その理由の多くは、
相手の「清潔感」「表情」「姿勢」「服装」「話し方」が変わっていったからです。
つまり、最初に「顔が無理」と感じても、
それは“顔そのもの”ではなく、“印象のトータルバランス”が原因かもしれません。
■ 「条件より感情」を信じた人ほど、幸せな結婚をしている
多くの成婚者を見ていて感じるのは、
“顔”より“心地よさ”を選んだ人が長く幸せに続いているということ。
結婚生活は、毎日の積み重ねです。
相手の顔を見つめて過ごす時間より、
「一緒に笑える」「落ち着く」「安心できる」時間の方が圧倒的に長い。
初めは「顔が無理かも」と思っていた人でも、
話しているうちに笑顔が素敵に見えてきたり、
思いやりの言葉に心が温まったりして、
次第に“顔の印象”が変わっていくことがあります。
実際、「顔はタイプじゃなかったけど、今ではこの人以外考えられない」
という方が多いのです。
■ 逆に、“顔がタイプすぎる”人との落とし穴
一方で、「顔がタイプ!」から始まった交際が
意外とうまくいかないことも多いのが婚活の現実です。
理由はシンプル。
「見た目が好き」で盛り上がった感情は、
中身が合わなければ必ず薄れていくから。
結婚は“長期戦”。
恋愛のトキメキよりも、
“安定と信頼”が軸になるステージに入っていきます。
だからこそ、婚活では「好きになるスピード」よりも、
「一緒にいられる安心感」を見つめることが大切なんです。
■ 「顔が無理」と思ったときに考えてみてほしい3つの視点
① 本当に“顔”なのか?
→ それは清潔感や雰囲気の問題ではないか?
→ もしくは、過去の恋愛で抱いた“理想像”と比較していないか?
② あと2回会っても印象は変わらないか?
→ 1回目で「無理」と感じても、
2回目・3回目で印象がガラッと変わることは珍しくありません。
③ “顔以外”の部分に惹かれる何かがあるか?
→ 一緒にいて落ち着く、楽しい、誠実…
これらは、時間とともに顔以上の価値に変わります。
■ “理想の見た目”より、“理想の関係”を探す
婚活の目的は「理想の顔を見つけること」ではなく、
「理想の関係を築ける相手を見つけること」です。
誰しも年齢を重ねれば、顔も体も変わっていきます。
でも、“優しさ”“誠実さ”“思いやり”は、
時間が経つほど深まっていくもの。
“顔が無理”という言葉の奥には、
「この人のことをまだよく知らない」というサインが隠れていることもあります。
■ まとめ
「性格はいいけど顔が無理」
——婚活では誰もが一度はぶつかる葛藤です。
でも、結婚は“見た目勝負”ではなく、“生涯をともにするパートナー探し”。
顔の印象は時間とともに変わりますが、
性格や人柄は、むしろ一緒に過ごすほど深く信頼できるようになります。
どうしても気持ちが動かないときは、
無理に進める必要はありません。
でも、「もう一度だけ会ってみよう」と思えるなら、
その一歩が、思いがけないご縁につながるかもしれません。
もし、あなたが今まさに「顔が無理」で迷っているなら、
“理想の見た目”ではなく、“理想の関係”を想像してみてください。
結婚の幸せは、目で見るものではなく、
心で感じるものだから。
今回も読んでいただきありがとうございます。
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